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2014
06.20

帰らない帰れない

Category: 未分類
僕は、たくさんの仲間たちとずっと一緒に暮らして来た。

夕方になると、皆で塀に上って思い思いに寛ぐんだ。

道を通る人達は、そんな僕らを見て吃驚してた。

暫く立ち止まって見る人も、たくさんいたな。

本当に毎日楽しかった。

でも、去年の夏、突然おばあちゃんがお星さまになっちゃった。

そして、僕たち仲間は、ちりじりばらばらに。

新しい家族が見つかった子。

新天地を求めて旅立った子。

交通事故で、命を失った子。

皆いなくなって、僕だけが残った。

だって僕は、思い出の一杯詰まったお家から、離れたくなかったから。

でも、そのお家もなくなって、僕は隣の空き地でこっそりご飯をもらって暮らしてた。

そしてあの日。

僕は、用水に落ちて風邪をひき、しんどくて原っぱに横たわっていた。

そんな僕を、知らないお姉さんがお家へ連れて帰ってくれたんだ。

最初は、怖いし身体も辛いし、ご飯も食べられなくてずっと隠れてたけど、そのうち少し元気になって、今度は別のお家に連れて行かれちゃった。

もっとちゃんと病気を治さないとダメって。

そのお家には、たくさんの猫さん達がいて、仲間を思い出して懐かしかった。

だけど、知らないおじちゃんやおばちゃんやお姉ちゃんの事は怖くて、僕は物凄く暴れたよ。

病院ってとこにも連れて行かれた。

そして、すごく元気になったら、おばちゃんが、「お家に帰れるよ」と言ってくれた。

僕は嬉しくてその日を楽しみに待ってた。

でも、いつまでたっても帰れない。

そのうち、おじちゃんやおばちゃんやお姉ちゃん達と仲良くなって、猫さん達の仲間にも入れてもらえて。

僕は、ここのお家の子になった。

DVC00515.jpg         DVC00516.jpg

5月9日、半日入院での健診も終わり、リリースしようと考えていました。

ope済みの男子とわかり、それなりに面倒を見て下さる方がいらっしゃるのだろうなと、少しホッとしつつ。

ただ、我が家の庭に来た子達をTNRするのとは状況が違います。

やはり現場をこの目でしっかりと確かめてからと思い、行き倒れていたと言う空き地に出掛けました。

そして、そこで見たものは、「猫に餌をやらないで下さい」の張り紙でした。

更にその空地に隣接する駐車場は、以前たくさんの猫さん達が暮らす古いお家だった事に気付いたのです。

次女が一人暮らしを始めた頃、「大学へ行く途中に、たくさんの猫達のいるお家があって、みんなすごく仲良しで、夕方になると塀の上にズラッと並んでるんだよ。」

そう話してくれたことがありました。

実際に私も、何度かその光景を目にしていました。

だとしたら・・・

不躾とは思いながら、お隣のお家を尋ねてみましたがお留守で、通りがかったワンちゃんをお散歩させている方に、声を掛けさせて頂きました。

事情を説明すると、お家は住んでた方が亡くなり、昨年秋に取り壊された事。

その後、猫ちゃん達の事で、かなりのもめ事があった事。

町内会長さんが、その経緯を詳しくご存じな事。

など、丁寧に教えて下さり、運良く会長さんのご自宅は眼と鼻の先との事で、無礼を承知で訪ねて行ったのでした。

5年前にご主人を亡くされ一人暮らしなさっていたおばあちゃんが、亡くなって10日経って発見され、昔から飼っていた4、5匹の猫さん達と、ご飯を食べにやって来ていた7、8匹のノラさん達が、取り残されました。

おばあちゃんちに隣接する広い空き地が、会長さん所有の土地だったこともあり、可哀想だと思った会長さんはじめ数人の有志の方々がそこでご飯を上げて面倒を見ていたところ、ノラ猫が増えると苦情が出始めました。

本来ならそれでは処分となるところですが、会長さん達はボランティアさんに相談し、先ずはノラさんを捕獲して避妊去勢手術を行う事にされ、何とか理解を得ようと頑張られたのです。

勿論苦情はなくなりはしませんでしたが、何とか看過してもらえていたところ、おばあちゃんの家が取り壊され、駐車場になってしまったのです。

すると今度は、駐車場や車の持ち主から苦情が出始め、猫さんへの餌やりを快く思っていなかったけれどしぶしぶ容認していた人達も息を吹き返し、「餌やりするなら、自宅へ連れて帰れ!」と会長さん達に詰め寄られたそうです。

そこで、会長さんは、便宜上餌やり禁止の張り紙をし、3匹をお家の子にされ、何匹かが新しいお家に迎えられ、2匹の母さん猫さんが輪禍に遭い命を落とし、残りの子達は散りじりになり、元々のお家の飼い猫だったなんこんちの保護猫さん1匹だけがあの場から離れずにいて、細々とご飯をもらい生きながらえていたのです。

そう、お話して下さいました。

そして最後に、そんな状況ですから、あの場所に猫さんを戻すのは厳しいと思います。

本当に勝手な事は承知ですが、お家に置いてやっては頂けないでしょうか。

そう言って、頭を下げられました。

リリース出来ない事が、決定的になった瞬間でした。

シャーフーパッパと威嚇し、手を出すと本気で叩き、最大級の怒気で私達をビビらせまくった保護猫さん。

家に連れ帰った当初から、猫さん達だけには超フレンドリーな事だけが救いでした。

あれから、約一月半。

ゴロゴロスリスリ甘えっ子のおじいちゃん猫に変身。(って言うか、本来の姿に戻ったのでしょう)

随分と悩みましたが、余生を我が家で送らせる事にしました。

DVC00503.jpg

どう言う訳だか、名前が未定。

ダンナと娘と私。

三者三様好き勝手に呼んでいます。

早く統一しなければね。









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コメント
そっか~~~
でも、良い会長さんで良かったですね。

8~10歳なら、まだまだ生きられますね。
名前は・・・また面白いのを付けられるのかなぁ~~~(笑)
楽しみにしています。
あれいdot 2014.06.21 07:05 | 編集
なんかね、お年寄りの影がちらついてたのよ・・・
可愛がられていたんだろうね。
人とは一線ひいても猫と仲良く出来れば良いんじゃないのかな。
名前は統一した方が良いよね、読める名前にしてね。
ふぁんじにdot 2014.06.21 13:28 | 編集
★あれいさん
8~10歳くらいとの見立てだったけど、もっと上なんじゃないかなと思う。

足元、けっこうおぼつかないのよ。

一月半、ケージで動かずしっかり食べてても、あまり身についてないわ。

殆ど1日中寝てるしね。

名前はね、ちゃんとした(?)のを考え中。

★ふぁんじにさん
あらっ、お見通しだったのね。

可愛がられていたと思うわ。

1匹だけ、お家の傍を離れようとしなかったみたい。

性格、花○よ。

温厚で平和主義。

人も猫さんも大好きみたい。

読める名前。

合点承知。
nekorondadot 2014.06.22 13:55 | 編集
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